最小二乗法(2) 一般的な正規方程式
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実際に、次の式を満たすようなを推定しよう。
推定すべきこの関数をモデル関数と呼ぶ。
全く制限がないとモデル関数は求めがたいので、制限を加える。
は、何かしらの既知の関数のパラメータを操作することで決めることにする。パラメータの数をとする。
パラメータからなる次元ベクトルをとして、その第成分をとする。
つまり、
これに伴い、がに依存することを明確にするため、と書くことにする。
このとき、モデル関数はとかのような形になる。
さて、この制限下で前述の目的を満たすには、の両辺をで偏微分してやって、
この方程式を、正規方程式という。
ここで、は(定数であるから当然なのだが)の要素で偏微分すると0になる。
したがって、先のについての偏微分の式は、
と変形できる。
もう少し変形すれば、
となる。
各パラメータの推定誤差を求める。
全てのが持つ同一の誤差は次のようにあらわされる。
誤差の伝播式より、
次回は、モデル関数の性質について考える。