2016-04-02 離散フーリエ変換への道 (3) 離散時間フーリエ変換 前: equal-l2-works.hatenablog.com 離散時間フーリエ変換 離散集合を考える。 ここで、の各要素は等間隔に増大する変数に対応するものとする。 この対応をとする。 ただし、とする。今、変数とすると、 と書ける。 離散関数を可積分な連続関数として扱うには、各サンプルにデルタ関数を掛けて あとはこの関数をフーリエ変換して、 ここでをとして再定義すると、 この変換を離散時間フーリエ変換という。 離散時間フーリエ逆変換 であることから、この両辺をフーリエ逆変換すれば となる。この式から元の離散集合を取り出すには、となるような積分で集合を作ればよい。 ただし、は項を含むことからについて周期の周期性を持つので、積分範囲の大きさはでよい。 ゆえに、離散時間フーリエ逆変換の式は、 となる。