最小二乗法(8) 重み付き多項式フィッティング
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最小二乗法(1)~(7)で行ってきたフィッティングは、各がすべて同じ誤差を持つものとして行ってきた。
しかし、時には各にそれぞれ違う誤差を付けたい気分の日もあるだろう。
このとき、最小にするのはもはや残差の二乗和ではなく、
である。
方法論は同じで、全てのパラメータについて、
となるようなを求めればよい。
実際に偏微分すると、
変形すれば、正規方程式は
となる。
各パラメータの誤差は、誤差の伝播式より、
となる。
ここで、モデル関数として多項式
を用いて、
とおけば、解くべき正規方程式は
となり、(項の中身が変わったことを除けば)重みをすべて同じにした場合と変わらない。
次回は、一応についての結果を述べておこう。